南アメリカに位置するペルー。太平洋、アンデス山脈、アマゾンと多様な環境に恵まれ、資源も豊富な国。古代文明、マチュピチュ、ナスカの地上絵など歴史や文化の深い国というイメージも強いです。ペルーと日本の時差は14時間。飛行機では20時間以上かかり、まさに地球の裏側にある国です。
マカとカムカムの故郷「ペルー」のこと
マカの故郷ペルーは栄養豊富な国!
食ではマカが有名な地域がありますが、じゃがいもやとうもろこし、トマトもペルーの主作物。流行のキヌア(白米と比べて糖質の少ない炭水化物。栄養価も高いんです!)もペルーの食べものです。ペルーには大きな高度差があり、温暖な低地とともに寒冷な高地もあることから様々な環境で育つ作物をつくることができ、その種類も豊富です。
また鉱山が豊富で土がミネラル成分をたっぷり含んでいることから、より栄養の高い作物が育つのです。マカも標高4000mを超える、富士山よりも高い地域ボンボン高原で、自然に含まれる栄養をたっぷり吸収し育っています。
日本ではあまり知られていませんが、ペルー料理は欧米ではかなり有名で、健康食そのものであるペルーの伝統料理に多種多様な食文化が融合し、人気を呼んでいます。美味しい料理が生まれる条件として時間的余裕があげられますが、ペルー人は昼食の時に夕食の話になるくらい食を愛しています。
アンデスの中央フニン県で育つマカ
マカ栽培が有名なボンボン高原は、アンデスにあるフニン県で育ちます。マカは加工したもの以外は輸出禁止で、アンデス地域の人々の大切な経済資源になっています。マカの形をしたモニュメントが市の中心に建設されていて、マカに対する特別な思いを感じられます。夏にはマカの恵みに感謝してマカフェスティバルが開催され、アンデスの人々の伝統となっています。
栄養の豊富さから昔は貴重な食物で、階級の高い人々だけが食べられる食材でしたが、マカを育てる環境が整い普及したことで今ではこどもからお年寄りまで健康食として親しまれるようになりました。