カムカム果実は天然のサプリ!

ビタミンの摂り方

ビタミンCの王様!アマゾンフルーツ「カムカム」って?

カムカムの写真

ペルーやブラジルなど、南米の7つの国に跨るアマゾン川。世界最大河川のアマゾンでは、その気候風土を利用した果物の栽培が有名です。アマゾンで育ったフルーツは他のフルーツと区別してアマゾンフルーツと呼ばれます。

バナナ、マンゴー、パッションフルーツなど、南国の代表フルーツが栽培されていますが、最近注目されている「アサイー」や「カムカム」もペルーで栽培されています。

カムカムは、ペルー共和国のアマゾン川流域の湖沼に自生しているフトモモ科の常緑低木のことです。成長すると4~6mほどになり、直径1~3cmほどのサクランボのような赤褐色の果実をつけます。完熟前の果実は、酸っぱくて食べられない程酸味が強いのが特徴です。

この小さな可愛らしい実がとってもすごいパワーを持っているんです!

世界トップクラスのビタミンC

カムカムは果実に含まれているビタミンCの量が圧倒的に多く、ペルーでは「スーパーフルーツ」と呼ばれています。

ビタミンCが100g中2800mgも含まれていて、アセロラの2倍! ローズヒップの3倍! レモンの60倍!!と世界中の果実の中で最も多いビタミンC量を誇り、最近ではサプリメントや化粧品、ドリンクなど様々な分野で活躍するフルーツです。ビタミンCの王様の名に相応しい果物ですね。

100g中のビタミンC含有量(mg)

カムカムフルーツは天然サプリ

「カムカム」は、アマゾン川の上流で古くから先住民に親しまれてきました。1990年代からペルー政府に推奨されて栽培が開始され、森林伐採などの歯止めになると自然保護の観点からも注目されています。

苗や種子、カムカム果実などは持ち出し禁止で、カムカムパウダーやジュースなどに加工したものしか輸出できません。生のままでは酸っぱく傷みやすいので、輸出できたとしても日本では見かけないかもしれませんね。

アマゾンのイメージ写真

同じ種類のフルーツでも、強い陽射しや雨季の激しい雨などアマゾンの厳しい環境で育つフルーツは、他国のものより栄養価が高く、ポリフェノールや抗酸化作用のあるビタミンCが豊富。その栄養価の高さから、アマゾンフルーツは天然サプリメントとも呼ばれています。

カムカムは環境の違いで栄養価に差が出てしまうため、サプリメントなどはアマゾンで収穫し、ペルーの現地で加工、管理されているものがおすすめです。

ペルーの市場

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