ラクトフェリンと妊活の関係
ラクトフェリンは、母乳や涙、血液などに含まれているたんぱく質の一つです。赤ちゃんが初めて飲む母乳に多く含まれていて、ウイルスや病原菌から体を守る働きをしています。

私たちの体内でも作られていますが、分泌量はわずかです。体の中で様々な働きをするラクトフェリンを補うことで、健康を幅広くサポートしてくれることが期待されています。
2015年ワシントン大学の研究チームによって、健康な子宮内膜には善玉菌が多く存在し、妊娠率や着床率、出生成功率に関係していることが分かりました。
不妊の原因にもなる子宮内膜症や感染症との関連も指摘されていますので、子宮内の善玉菌を元気にすることが妊娠のために重要です。

【出典】Moreno I et al. Am J Obstet Gynecol. 2016 Dec;215(6):684-703. Evidence that the endometrial microbiota has an effect on implantation success or failure.
9名の不妊症の女性に抗生物質を1週間投与後、ラクトフェリンを1日あたり300mg摂取してもらったところ、2ヶ月後には全員の子宮内の善玉菌(ラクトバチルス属)の割合が大幅に高くなりました。
善玉菌へのラクトフェリンの有効性は、不妊治療を行っているクリニックでも注目されています。



グラフの下のアルファベットは患者のコードを表し、同一コードは同一の患者であることを示す。*印のある患者は、その後の不妊治療で妊娠した患者を示す。
【出典】Kyono K. Hashimoto T. Kikuchi S. Nagai Y. Sakuraba Y. A pilot study and case reports on endometrial microbiota and pregnancy outcome: An analysis using 16S rRNA gene sequencing among IVF patients, and trial therapeutic intervention for dysbiotic endometrium. Reprod Med Blol. 2018