妊活中のカフェインと女性ホルモンのバランス

妊活中のカフェインはダメ!とよく言われますが、コーヒー好きのベビ待ちさんにとってはストレスが大きいですよね。

妊活中にカフェインを控えた方がいいのは、どうしてなのでしょうか。また、これから妊娠しようとしている妊活中の女性は、いつからいつまでコーヒーをストップすればいいのでしょうか。

カフェインは本当に体によくない?

コーヒーが眠気覚ましや朝の目覚めの1杯となるのは、コーヒーに含まれるカフェインが脳の中枢刺激作用として働いているからです。

その作用によって、やる気や集中力が高まることもわかっています。スタバなどのカフェでコーヒーを飲みながら勉強や本を読んでいる姿をよく見かけますが、理にかなっているんですね。

また、カフェインは抗炎症作用や、解熱鎮痛作用、疲労感の減少効果があると言われています。

ではカフェインは体にいいことばかりか、というとそうではありません。カフェインには依存性があり、毎日コーヒーをたくさん飲んでいた人がコーヒーをやめると、頭痛や眠気、疲労感、倦怠感などの症状を引き起こすことがあります。

カフェインによって胃液の分泌が多くなると胃痛の原因にもなります。カフェインに対して感受性が高い人や肝機能障害がある人がカフェインを摂取すると、急性中毒の危険もあります。

カフェインを多く含む食品

食品名
カフェイン含有量
備考
コーヒー 60 mg/100ml 浸出方法:コーヒー粉末 10 g/熱湯 150 ml
インスタントコーヒー  57 mg/100ml 浸出方法:インスタントコーヒー 2 g/熱湯 140 ml
紅茶  30 mg/100ml 浸出方法:茶 5 g/熱湯 360 ml、1.5~4 分
せん茶  20 mg/100ml 浸出方法:茶 10 g/90℃430 ml、1 分

出典:食品安全委員会の資料

カフェインが女性ホルモンのバランスを崩す?

カフェインを過剰摂取(1日300mg以上)すると、ホルモンのバランスを崩すと言われています。カフェインで目が覚めるのは、交感神経を刺激するためです。

カフェインは数時間で体の外へ代謝されると言われていますが、必要以上に神経が刺激されると自律神経のバランスが崩れます。自律神経と女性ホルモンは同じ視床下部でコントロールされているため、カフェインがホルモンバランスにも作用してしまうんです。

カフェインの代謝にミネラルやビタミンを大量に消費してしまうことも、ホルモンバランスの乱れにつながります。ミネラルの亜鉛はホルモンをつくり、ビタミンEとCは黄体ホルモンの原料となって高温期を整えて、細胞の抗酸化にも役立つ栄養素です。

ホルモンバランスを整えるために食事やサプリメントから栄養補給しているのに、カフェイン代謝にせっかくの栄養素が使われてしまうのはもったいないですよね。妊活中や不妊治療中であればなおさらです。

さらに、コーヒーに砂糖やミルクをたっぷり入れる人は要注意!血中インスリン濃度が高いままの状態が続くとPCOSなどの原因になります。

砂糖や脂肪分は、カフェインと同様に冷えを招く原因です。妊活中は体を冷やすものはできるだけ避けたいですよね。

高血糖が不妊の原因になるって本当?

カフェインにはいい効果もありますが、妊活中のホルモンバランスにとっては無視できない影響がこれだけあります。ひとつひとつは些細なことかもしれませんが、体づくりは日々の積み重ねです。

ホルモンバランスを整えたい期間は、カフェインを避けた方が安心ですね。

胎児や赤ちゃんへの影響は?

カフェインの吸収は冷たい飲み物のほうが温かい飲み物より吸収がゆっくりですが、摂取して5分後には全身にカフェインが運ばれます

健康な成人であれば、コーヒーや緑茶などを飲んでから、16時間~20時間ほどで吸収されたカフェインの約95%が消えてなくなり蓄積の問題はほとんどないと言われていますが、妊娠中はお腹の赤ちゃんの排泄物を代謝することに肝機能が使われますので、カフェインの代謝は遅くなります。

カフェインは血液を通過するので、妊婦さんがチョコレートやコーヒーを摂取するとお腹の赤ちゃんへ影響を及ぼしてしまうんです。

ラットの実験では胎児の奇形や発達障害も確認されています。赤ちゃんの器官形成される妊娠初期は、カフェインは摂取しない方が安心です。

産まれたばかりの赤ちゃんもカフェインの作用を強く受けます。まだ肝臓の代謝機能が未完成でカフェインの代謝がほとんど行われずに約4日間も体内に留まってしまうからです。

また、母乳のカフェイン濃度はお母さんの血中濃度より10~20%も濃く、赤ちゃんがそのまま摂取してしまうことになります。

授乳中のコーヒーはカフェインレスにするか、ハーブティーなどノンカフェインのお茶を飲むようにしましょう。

まとめ

カフェインを摂取すると、女性ホルモンの分泌に影響するだけでなく、血液の多い子宮内にもカフェインは流れこんできます。

健康な成人であれば1日程度で代謝されると言われていますが、着床に大事な内膜はいつもクリーンでありたいですよね。

ポカポカ巡りを良くするためにも冷えの原因になるカフェインはなるべく控え、いざ妊娠に気づいたときも、赤ちゃんへの影響を心配することなく安心して過ごしてほしいと思います。

 

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