基礎体温からわかるホルモン力!

自分の体に起こっている変化やリズムを教えてくれる『 基礎体温 』。

理想の形はありますが、グラフ通りに!と思うと計測が続かなかったり、ガタガタした基礎体温のグラフを見ることがストレスになることもあって、妊活女性にとっては悩ましい問題ですよね。

「測るのがストレスになってやめちゃった。。」というお話も伺いますが、測らない時期があっても大丈夫です。

やめてみたら基礎体温に縛られなくてスッキリしたり、測らない方が気になってしまって、やっぱり測ろう!と前向きな気持ちで続けられこともあります。

せっかく基礎体温を測っているのに、基礎体温を測るストレスがホルモンバランスに影響してはもったいないですよね。

基礎体温測定はおおらかな気持ちでつけることが大切です。

低温期とは?

若々しい卵

すでに基礎体温をつけている方は今さらの話になりますが、低温期は生理が始まってエストロゲンが増え、エストロゲンが卵の成長を促して排卵に備える期間です。

生理が始まった日の経血が茶色っぽかったり量が少ないと、経血の排出までに時間がかかっていることもあり、本格的に出血した日が低温期初日ではないこともあります。

そのため、自分が思う低温期とズレが生じる場合があります。基礎体温を測ることで正確な生理周期を把握できるようになります。

高温期とは?

排卵後に黄体ホルモンが分泌されて、体温が上昇する期間が高温期です。黄体ホルモンは子宮内膜を厚くして着床しやすい環境を作ります。

黄体ホルモンの影響で肌荒れやむくみ、暑さや眠気などを感じる人もいます。

生理前の症状なのか妊娠の兆候なのか分かりにくく、赤ちゃん待ちの女性にとっては期待と不安で一喜一憂しやすい時期ともいえます。

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基礎体温のチェックポイント

基礎体温の理想の形を見ると、自分の基礎体温がガタガタに見えてあれもこれも改善しなきゃ!と思ってしまいますが、大切なのは全体のホルモンの動きや傾向を掴むことです。

〇低温期と高温期のバランスは?

低温期14日、高温期14日の28日周期が目安です。

28日で生理が来ていても、低温期が長くて高温期が短い28日周期の場合は、全体のホルモンバランスを整えることが必要になります。

〇低温と高温の差は0.3~0.5℃ある?

低温期と高温期の差があることが、ホルモンが分泌されて高温期に移行できているかどうかの判断に繋がります。

測るタイミングによって多少ガタガタしたグラフになりますが、平均的に低温期と高温期の差があれば大丈夫です。

「もともと体温が低いからいけないのかな。。」と気にされる方もみえますが、平均的な体温よりも2層に分かれていることが重要です。

〇高温期は12~14日ある?

高温期は10日間あれば・・と言われることもありますが、子宮内膜が受精卵をキャッチできるよう、黄体ホルモンが14日間継続して分泌しているのが理想です。

卵子の質に関係なく、内膜の質(厚さ)がある方が妊娠率が上がったという研究結果もでています。

3つのポイントを抑えてチェックしてみてくださいね。

当てはまる?基礎体温からみるホルモンの状態

基礎体温その1:全体的なホルモンバランスの乱れ

  • 基礎体温が全体的にバラつきがある
  • 低温期が長く(20日以上)、高温期が分かりにくい
  • 排卵から高温期の移行に数日かかる

エストロゲンの分泌が少なく卵子の成長スピードが遅いことが考えられます。また、ストレスや不規則な生活スタイルなどによる自律神経の乱れ、排卵障害の可能性もあります。

基礎体温1周期分のデータでは判断しにくく、数ヶ月様子を見ることも必要です。

基礎体温が全体的にガタガタしていて低温期と高温期の境目が分からない、排卵日がはっきりせずタイミングが取れないというときは、

婦人科や不妊治療専門病院で、血液検査でホルモン値をチェックする、卵胞チェックを行いタイミング指導をしてもらう、排卵日検査薬を使うなどの工夫が必要になってきます。

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基礎体温その2:低温期のお悩み

  • 低温期が長く成熟卵になりにくい
  • 周期が短くて排卵が早い
  • FSH(卵胞刺激ホルモン)が高い

エストロゲンの分泌量が少なく、卵胞が十分に成長していない可能性があります。

卵巣機能が低下している場合は、ホルモンを出すために常に脳から卵胞刺激ホルモン(FSH)を出すように指令が出ている状態で、脳や生殖器に負担がかかりホルモンバランスが乱れやすくなります。

FSHが高いと月経から排卵まで時間がかかったり、逆に早かったり排卵日がわかりにくくなります。

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基礎体温その3:高温期のお悩み

  • 高温期がの体温が低い(低温期との差が少ない)
  • 高温期が短い(14日未満)
  • 子宮内膜が薄く着床しない

低温期と高温期に分かれていても温度差が0.3度未満になると、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ない可能性があります。

冷えや血行不良も子宮の冷えに繋がるため、温めることと内膜に必要な栄養素ビタミンEとビタミンCを摂ることで改善が期待できます。

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基礎体温とホルモン まとめ

「卵子が成熟卵になって排卵して着床する」

言葉にすると簡単ですが、低温期、排卵期、黄体期とそれぞれのホルモンサイクルはとても複雑でデリケートです。

妊娠への1歩は、まず自分のホルモンの状態を知ることから始まります。

基礎体温を測るのが面倒だったり、基礎体温のガタガタした動きに一喜一憂することもありますが、基礎体温から分かることはたくさんあります。

病院では基礎体温とホルモン値の両方を見て総合的に診断することが多く、はじめて病院に行くときは、最低でも3周期分の基礎体温データを持っていくといいですね。