高温期にはどんな症状がある?

高温期は受精卵の着床に向けて体をつくる時期ですが、黄体ホルモンの影響で体に症状が現れます。ちょっと困った症状もありますが、高温期とうまくつきあうためにも、自分に起こりやすい症状を確認しておきましょう。

高温期って体の症状で分かるの?

排卵後、黄体ホルモンが分泌されることで起こる高温期ですが、活発に分泌されるようになるまで、体温の上昇以外に目立った違いはないといっていいでしょう。正確な基礎体温の変化を知るためには、症状だけでなく、まずは基礎体温をつけるのが大事です。

高温期は受精卵の着床をサポートする体を作る時期。現れる症状も妊娠準備のための症状になります。

高温期の症状と妊娠初期の症状が似ていて区別がつきにくく、妊活中の高温期は一喜一憂しやすい時期ですよね。自分の体に出やすい症状を知っておくと、「いつものことかな」と気持ちに余裕を持てたり、「いつもとちょっと違うかも」と妊娠の兆候に気がつきやすいかもしれません。

高温期の正しい数え方

高温期の症状1.眠気やだるさ

眠気やだるさの理由は、2つのパターンがあります。

排卵の頃から高温期の初め

高温期が始まった頃の眠気は生理現象といわれています。仕事などを抱えているときは困りものですが、妊娠を助ける時期だとすると、体をのんびりさせるように遺伝子にプログラムされているのかもしれません。

高温期が後半にさしかかる頃

生理日が近くなった頃の眠気は、黄体ホルモンが分解されることによって起こります。黄体ホルモンが分解されると、強い眠気を引き起こす成分の分泌を促すので、眠気におそわれるという症状がおきるのです。この頃の眠気は、黄体ホルモンが活発に働いている証といえるでしょう。

高温期の症状2.むくみ・便秘や下痢

便秘や下痢
卵子が受精すると、ものすごい勢いで細胞分裂を繰り返しながら、子宮へと向かいます。

高温期にむくみの症状や体重増加が起こりやすくなるのは、子宮内膜に栄養を行き渡らせて、着床した時に水や栄養が不足しないため。体に水分を溜めたり、食欲を増進させるのは、黄体ホルモンの影響で体が妊娠に備えるからなのです。

高温期に入ると、胃や腸の水分の排泄作用も後回しになり徐々に低下していくので、胃もたれがしたり、便秘や下痢の消化器系トラブルの症状が現れるときもあります。

高温期の症状3.吹き出物

高温期は、水分を体内に溜めるために消化器からの排泄力が落ちます。デトックスがうまくできないので、もう一つの排泄器官から体内の毒素を出そうとします。それが皮膚。排泄器官でもある皮膚から体内の毒素を出そうとするため、吹き出物になるのです。

高温期の症状4.乳房周辺の変化

高温期は妊娠に備えて乳腺も活性化します。黄体ホルモンの分泌が最大になる頃から生理前まで、乳首が痛がゆかったり、胸が張ったりすることもあります。着床していなくても、高温期にはこのような症状が現れますので、早い段階での妊娠検査は避けましょう。

高温期の症状5.下腹部の痛み・腰痛

下腹部の痛み
高温期は黄体ホルモンによって、子宮内膜が分厚くなります。子宮が膨らみ、骨盤内に血液が集まるため、うっ血しやすいのです。

下腹部の痛みや腰痛は、着床準備が整った高温期後半から特に起こりやすい症状。受精しているときには痛みが着床痛の場合もあります。

高温期の症状6.イライラ、のぼせ

ホルモンと脳は密接な関わりがあります。ホルモンを司る内分泌系の司令塔は視床下部ですが、視床下部は自立神経系と免疫系の中枢でもあるのです。高温期は黄体ホルモンの分泌が活発ですが、実は卵胞ホルモンも分泌されています。

黄体はとても頑張って働くのですが、実は諦めも早い。着床がないと、パッとホルモン分泌をやめます。次の卵胞のため子宮内膜を捨てる準備をするのです。ここで黄体ホルモンと卵胞ホルモンの量はがくっと減ります。急激に量が下がるため、視床下部が“なにがあったんだ?”と慌てることに。

高温期は自律神経の中枢である視床下部の働きが過剰になるので、イライラしたり、精神状態が不安定になったり、のぼせという症状が起こってしまいます。

高温期の不快な症状を楽に、ハッピーに

妊娠しやすい状況を作っている時期とはいえ、出てくる症状は体調が左右されやすく辛いですよね。また、症状が重いと高温期そのものがストレスになりかねません。

高温期の特徴から自分に当てはまるものを知っておくだけでも、気持ちが楽になります。症状が出やすい方は、スケジュール調整をして、できるだけゆったり過ごせる時間を持ちましょう。

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