3分で分かる!卵巣機能不全の原因と予防法

卵巣機能不全は、女性の生殖活動を担う卵巣機能が上手く働かなくなっている状態をいいます。

卵胞が育たない、生理不順が続く、無月経などの症状がある方は卵巣機能不全が原因かもしれません。

年齢が高くなると、女性ホルモンの分泌や卵巣機能の低下が起こりやすくなりますが、若くても卵巣機能が低下することがあるので注意が必要です。

卵巣機能が低下すると、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れて、生理不順や排卵障害などが起こりやすくなります。

ここでは、不妊の原因にもなる「卵巣機能不全」についてまとめています。

卵巣機能不全の原因とは?

卵巣機能不全の原因は、はっきりとわかっていませんが、多くの場合はストレスが原因といわれています。

女性ホルモンは、脳の視床下部からの指令で卵巣から分泌され、視床下部では卵巣へ指令を出す以外にも、自律神経を管理しています。

ストレスで自律神経が乱れるとホルモンバランスにも影響して、卵胞の成長や排卵を妨げてしまうことがあるんです。

先天的な染色体異常による早発卵巣不全や、甲状腺などの自己免疫性疾患が関係している場合もあるので、多角的な視点から原因を調べることが必要です。

卵巣機能不全の治療法とは?

卵巣機能不全になると生理周期が乱れやすくなりますが、排卵に問題がなければそのまま様子を見るのが一般的です。

エストロゲンやプロゲステロンなど、女性ホルモンが不足している場合はホルモン補充療法を行います。

また、疲れた卵巣を数周期休ませるカウフマン療法も治療のひとつです。

カウフマン療法とは?不妊治療中の目的は?

また、子宮内膜症などの女性疾患によって卵巣機能不全を引き起こしている場合は、その治療も一緒に行います。

卵巣機能不全によってエストロゲンが減少すると、骨粗しょう症のリスクも高まるため、定期的な骨密度チェックも必要になります。

卵巣機能不全を予防、改善するには?

卵巣機能不全を予防するには、一番の原因であるストレスを溜めないことです。

気分転換のための運動や、趣味の時間を持つなど、ストレス解消、リラックスを心がけましょう。

ホルモンバランスを崩す原因となる過度なダイエットをしないことや、下半身の冷えを改善することも予防に繋がります。

ビタミンE、カルシウム、葉酸は、子宮や卵巣の働きに欠かせない栄養素ですので、とくに妊活中は欠かさず摂取するように心がけたいですね。

また、亜鉛、鉄分などのミネラルが不足すると、ホルモンの働きを妨げてしまいます。

亜鉛や鉄分は、毎日の食事から摂取しにくい栄養素ですので、サプリメントを活用するのがおすすめです。

甘いものやジュース、ビールなどは、せっかく摂ったミネラルを排出してしまうため、食べ過ぎや飲みすぎには気を付けましょう。

卵巣の働きに効果的な食品

卵・大豆・乳製品

たんぱく質は、体を作るすべての材料となり、妊活中は子宮内膜を作るためにも欠かせない栄養素です。

たんぱく質を多く含む食品は、卵、鶏肉、大豆など、手軽に料理できるものが多く、あまり意識しなくても日頃から摂取できているかもしれませんね。

チーズなどの乳製品には、たんぱく質の他にも、ストレスを軽減して精神を安定させる働きのあるカルシウムやビタミンA、ビタミンB2が含まれています。

緑黄色野菜・きのこ類

ほうれん草やかぼちゃなどの緑黄色野菜にはビタミンが多く、血液の巡りを良する働きがあるため、卵巣の冷えを防ぎます。

ビタミンEやCには抗酸化作用もあり、卵子や子宮内膜の質にも期待できます。

きのこ類に多く含まれるビタミンDは、卵子の数にも関わっていて、体外受精ではビタミンDが不足している人より、妊娠率が2倍という研究結果も発表されています。

まとめ

卵巣機能が低下する原因は、はっきりと分かっていませんが、ホルモンの乱れは、ストレス、冷え、食生活、飲酒、タバコなど、生活習慣や生活環境が影響しています。

生理不順や基礎体温の乱れ、更年期症状など気になることがあれば、早目に婦人科を受診しましょう。

卵巣機能不全を改善、防止するには、バランスのとれた食事と適度な運動に加え、ストレスを溜めないことが一番の方法と言えます。