体外受精の胚移植後の過ごし方

胚移植後は、「じっとしていた方が着床しそう」と、体のためには安静にしていた方よさそうな気もします。とくに初めての体外受精では、体外受精をするまでは不安でいろいろ調べても、いざ胚移植をしてから「あれ?動いていいの?」と後から疑問に思うことも。

胚移植の説明を受ける際に、病院からは、激しい運動をしなければ普段通り生活してくださいね、と説明を受けますが、当店にご相談にみえる方は、「移植してから家でじっとして過ごしました」とお話される方の多いこと!

胚移植後はベッドで1時間安静、腰を高くして安静にするという病院もあり、

「動くと受精卵が出てきちゃうんじゃないか。。」

「トイレに行って流れちゃったらどうしよう」と

不安になるのも無理はないですよね。

胚移植後の過ごし方は、妊娠率に影響しない?

病院の先生からは、「胚移植は、子宮内膜の一番いいところに胚をそっと置いてきます。子宮内膜の繊毛に包まるためツルッと滑り落ちたりおりものと一緒に出てくることはないので、安心して下さいね。」と説明を受けて普段通りの生活を勧められます。

胚移植後の過ごし方について、アメリカのノースカロライナ大学の研究論文では、

胚移植後は安静にしていても普段通り生活していても、妊娠率は変わらない

という結果が報告されています。

体外受精を行う121名の女性に胚移植後から妊娠判定日までセンサーをつけて生活してもらい、生活強度と妊娠率の関連性を調べていますが、普段通りの生活でも、静かに過ごしていても、治療成績とは関連しないことが分かっています。

さらにこの研究では、事前に過去1年間の身体活動(家事や介護や仕事、日常の身体活動、スポーツやエクササイズ)について5段階に分けて答えるアンケートを行っています。

身体活動と合わせて妊娠率を見ると、治療前1年間の身体活動が活発な女性ほど妊娠率が高い傾向がみられ、日常生活で身体をよく動かしているほど、妊娠率、出産率ともに良好だったとことも報告されています。

最近では、胚移植後のベッド安静は不要!という病院もあります。この結果を見ると、移植前までは体を動かして体の巡りをよくして、移植後もその生活を継続するのがベストかもしれません。

出来るだけ普段通りに!移植後の過ごし方

胚移植後はどんなことに気をつけて生活したらいいのでしょうか。

じっとするより動く!

病院からの説明の通り激しい運動はよくありませんが、普段通りの生活をしていた時、いつもより少し動いていた時に妊娠した!という声は本当に多いんです。

移植前まで普通に動いていたのに、急に動かなかったり横になって安静にしていると、脳が「あれ?いつもと違う?」とストレスを抱えやすくなります。ストレスを与えないようにしているはずなのに、これでは本末転倒ですね。

胚移植というただでさえドキドキする経験をしてから、さらに「動かない!」という特別な行動は、ストレスの原因になります。お腹を冷やさないように普段通りの生活を心掛けましょう。

胚移植後の夫婦生活(エッチ)について

胚移植後の早い段階での夫婦生活は、子宮収縮の可能性を考えて控えるよう病院から説明を受けることがあります。パートナーと相談して、できれば判定日までは控えたいですね。

体を冷やさない!

ふかふかな子宮内膜を維持するためにも、お腹周りを温め、巡りをよくしておくことは長い目でみても必要です。腹巻きや靴下を活用し、ゆったりと温かい服装がおすすめです。

血行をよくしてふかふかな内膜をつくるためにはビタミンEが不可欠!栄養バランスを考えた食事を摂ってくださいね。

子宝ビタミンの「ビタミンE」が妊活に必須な理由

当店のお客様からも、「運動のために普段からプールに通っていますが、入らない方がいいですか?」と質問がありました。

” 普段通りの生活 ”と思うと迷いますが、移植時にカテーテルを通しているので膣内に傷があると衛生面が気になることと、体を冷やす原因になるためプールはお休みした方がいいかなと思います。

体調に気をつける

胚移植後、数日で妊娠の有無がわかります。妊娠初期は、風邪をひいたり熱を出したり抗生物質を飲みたくないデリケートな時期です。移植をした後は、マスク手洗い消毒はもちろん、免疫力を高める生姜、ニンニク、ヨーグルトなどの発酵食品、ビタミンCとEでしっかり予防しましょう。

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