妊娠検査薬の基礎知識

妊活中は生理予定日を1日でも過ぎると本当にドキドキしますよね。

いつも感じる生理前の症状がなければ尚のことですし、下腹部に違和感や鈍痛があれば着床痛かも?とネットで妊娠の兆候を調べたくなります。

タイミング後や、胚移植後の妊娠判定日までの約1週間はソワソワ。。。

病院での血液検査や尿検査を待ちきれず1日でも早く確認したい!と思うのは皆さん同じだと思います。

妊娠検査薬には「生理日の1週間後から判定可能」とありますが、

フライングで妊娠検査薬を使ったことがある方は多いのではないでしょうか。

妊娠検査薬は、使い方によってはストレスや気持ちが浮き沈みする原因になるため、自分の体調や病院でのhCGの使用量など治療内容と合わせて使ってくださいね。

妊娠検査薬の使い方

妊娠検査薬は、尿中のhCGの値から妊娠の有無をチェックする市販薬。

ドラッグストアで購入でき、適切に使用すれば99%以上の正確性で妊娠しているかを知ることが出来ます。

陽性反応を示すhCGって?

受精卵が着床すると、妊娠を維持するために黄体ホルモンの分泌を継続させるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されます。

着床が維持されると妊娠8~10週でピークを迎え、その後徐々に減少します。

hCGの血中濃度や尿中濃度が上がるため、病院では血液検査か尿検査で妊娠の判定を行います。

≪ hCGの血中濃度 ≫
非妊娠時        0.7mIU/mL以下
12日目(着床後約3日) 25mIU/mL
14日目(着床後約5日) 50mIU/mL

妊娠検査薬の種類

市販の妊娠検査薬は尿検査で判定できます。

尿中hCG 50mIU/mLから判定可能なこと、hCGの上がり方にも個人差があること、着床から尿中にhCGが確認されるまでには最低2日かかることから、

確実に判定するために

「生理予定日の1週間後から」

判定するように説明されていますが、尿中hCG 25mIU/mLから使える早期妊娠検査薬も販売されています。

早期妊娠検査薬は「チェックワン ファスト」が有名です。

感度が良く生理予定日から使えるので、早く知りたい!という方向けです。薬局での購入で、値段は1500円/2回です。

一般の妊娠検査薬では「ドゥーテスト」や「クリアブルー」がよく知られていますね。

クリアブルーは生理予定日の1週間後からの使用が基本ですが、感度が良く、基準値より少ないhCGでもうっすらと判定線が出ます。

値段は600円~800円/2回程度で購入できます。

最近ではデジタル式妊娠検査薬が販売されています。

うっすらと出る線に惑わされず結果がハッキリと分かるのがメリットです。

3回使用できますが、値段は2000円台と少しお高め。

海外では、生理予定日4日前から使用できるデジタル式の早期妊娠検査薬も販売されていますが、判定時期が早いと確実ではないので気を付けたいですね。

hCG注射をしたときの妊娠検査薬はいつ使う?

hCG注射は排卵前は排卵誘発剤として、体外受精後は着床率を上げるためにhCG注射で黄体ホルモンの分泌を促し補充することがあります。

卵巣機能や黄体機能によって使用量や回数は様々ですが、3000、5000、10000単位の3種類があります。

妊娠検査薬は尿中hCGに反応するため、hCG注射を投与した場合は妊娠をしていなくても陽性反応が出ることがあります。

不妊治療中でhCGを使っている場合はフライングで間違えることがあるため、気にして使うようにしましょう。

製薬会社では下記のように説明されています。

投与後、約6時間後にhCGの血中濃度が最大になり、その後30~32時間の半減期で血中から消滅する

おおよそではありますが、

hCG 3000単位で約5日

hCG 5000単位で約7~10日

hCG10000単位で約10~14日

までは妊娠検査薬の陽性反応が出る可能性があるという計算になります。

貼り薬(エストラダ―ム)や飲み薬(ディファストン、ルトラールなど)、膣坐薬(プロゲステロン膣剤)などは直接黄体ホルモンを補充しているため、

ホルモン分泌を促すhCGには影響はなく、妊娠検査薬への影響はありません。

hCGの減少にも個人差があるため、注射をした場合は妊娠検査薬の結果は参考にならないこともあります。

血中濃度が減少する日数を気にしたり、うっすらと出る陽性反応に期待を大きくするよりは、自分と卵ちゃんの力を信じながら普段通りの生活を心掛ける方が、心にも体にも優しいかもしれません。

体外受精の判定日前のフライング検査 妊娠検査薬はいつから使える?